あられ加工ガイドの製作

春に椅子を作るために、ガイドベアリング付きのφ10mmルータービットを手に入れた。なかなか使い勝手が良いので、これを活かした「あられ加工」のガイドテンプレートを製作した。板厚6mmの材料を幅10mmジャストに加工し、長さ100mmを11本、60mmを12本つくり、ぴったり揃えて板に接着する。この櫛のような板の下側に、加工する材料を位置決めするための角材を、接着固定した。ルーターガイドは幅10mm、ピッチ20mm、ガイド溝長さは40mmである。このテンプレートをひっくり返して加工材料をクランプで固定する。2枚をイッペンに加工するので、半ピッチ(10mm)ずらせて、きちんと固定する。そのあと再びひっくり返して、作業台に固定した。ここからがいよいよあられ加工である。ビットの出しろを12mmくらいにして、櫛溝に沿ってトリマーを送り込む、一溝ごとに繰り返す。フムフムいい調子、アッと言う間でがんす。できあがりの加工深さは6mmくらい。仕上げのため、材の板厚=12mmの加工深さになるようきちんとビット出しろを18mmにして仕上げに取り掛かる。アット言う間ですらい。ためしにあられを組んでみる。材が古いので反りがあるけどまあまあいいです。何より加工が楽です。昔作ったトリマーテーブルのインデックス送り方式の3倍くらい早いです。

市販のものはすごーく高いですが、これはタダみたいなもんです。道具を作るのは楽しい、本末転倒だが・・さーてなんか箱でも作ろうかな?

3 thoughts on “あられ加工ガイドの製作”

  1. 知識がなかったので何のことだと思い、ネットで調べると酒の升のような組み方で
    デザイン的にも強度的にも優れたものであるとか記していました。

  2. 昔の職人さんは、ノコギリ、ノミで一つずつ仕上げたと思います。時間ベラボウにかかったでしょう。

  3. 道具と手法、きっちり組み合わさっていい仕事が出来る様ですね。
    詳しい事は分かりませんが、最終的な作品としてどんなものが出来上がるのか?
    楽しみにお待ちしています。

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