箱組のためのあられ加工は難しい。昔に製作したネジ送り式のトリマーワーキングベンチはバックラッシュのせいか、溝幅の精度がいまいちである。でよりスピーディで精度が上がるようトリマーテーブルで使うジグ製作してみた。写真は上部からであり、マイターガイドで送る方式である。トリマー穴の右の細棒は幅10mmで高さも10mmである。トリマービット径も10mm、つまり10mmピッチのあられ加工を行う。細棒左とビットの右側の間隔は10mmとなるよう調整し、マイターガイドにとりつけた。ここがこのジグで一番苦労した。下の写真は加工の様子である。一つ目のあられ溝を細棒に差し込み、次を加工する。順次その要領で加工する。いわゆるインデックス方式であるので精度は高い。あられ溝を浅くする場合は、材とテーブルの間にスぺーサーをかって、寸法だしして、クランプ固定する。トリマー作業は手持ちより、トリマーテーブルを用い、材の位置決めや固定を工夫したほうがうまくいくと実感した。安いトリマーでも結構いける。
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電動工具を使いやすくする工夫
かんな盤の自作
昔から電気かんな(リョービの換え刃式)は持っていましたが、重い、削り状態が直視できないなど、なかなか使いこなしが難しく休眠状態でした。そこでいろいろ調べて、かんな盤に改造してみました。今回かんなは横向きで、他の方の自作例も殆どそうなっています。実は刃を上向きにする構成も考えてみましたが、削り代の設定を可変するテーブルの仕掛けが難しい。 手持ちのかんなは刃幅が90mmしかないので、下駄をはかせて145mm幅の材を二度がけできるように考えました。全体は12mm厚みのコンパネ材を3枚積層してあり、作業台にクランプ固定して使います。かんな本体は3点でコンパネにM5ボルトで固定し、さらに持ち手ハンドルのビスとナットを外してその穴を使って枕にネジどめし直角を出しています。材を送り込む側には可動式フェンスをもうけてあり、削り代にあわせてクランプにて固定する算段です。削りカスは積層を利用し排出用のトンネルを造り、裏側のフランジに掃除機を接続し吸い出します。これで安価な粗材を使いいろいろ作れる様になると思います。試し削りした感触ですが、丸鋸やトリマーにくらべて、怖いところがあります。材を送るためのジグは必須ですね。