PMR500用テンプレートガイドを作る

P1030713ボッシュのパワートリマーは作りもしっかりしていて気にいっていますが、唯一テンプレートガイドが弱点です。工具中心ががたつきなどでうまく決まらず右側の写真のようになってしまいました。ネットなどではボッシュの他の品番のものを転用するなどの記事がありますが、写真左の安物トリマー(切削品で精度はよい)のテンプレートガイドを使うようにベースを作りました。

P1030714まずオリジナルのベースをはずして寸法はかり、アクリル板でベースをもう一つ作ります。厚みは6mmですが、丁度のものが手に入らなかったので3mmの二枚重ねです。黒いオリジナルの下にアクリル板をクランプで挟み穴関係などを正確に再現します。

 

P1030716切削品のテンプレートガイドを穴の中心にあわせて両面接着テープで固定し、直径8mmのドリルで芯だしします。そのあとで直径10mm(=テンプレートガイド径)のドリルで貫通穴加工します。

 

 

 

P1030718切削品に3mmの穴をあけて、アクリル板には同じピッチでM3のタップを加工します。テンプレートガイドとベースはM3のねじ二本で固定します。4隅の穴は4.5mmで固定後ねじが飛び出さないように皿もみ加工します。こちらはM4皿頭4本で固定します。

 

P1030719これが完成の写真です。オリジナルにくらべてテンプレートガイドのスリーブとトリマービットのセンターがきちんと出ています。ガタもほとんどありません。ちょっと残念なのは10mmのドリルで3mm厚みのアクリルに穴をあけたときクラックが入ってしまい見苦しくなった事です。でも機能的には満足いくものができました。

絵皿たての製作 2

粗取りした材を2枚重ねてクランプしやすりをかけます。そのあとで後ろの端面をそれぞれ45度カットします。ちなみにこのV型治具は苦心の一品でガイドに沿わせて、丸鋸で一発加工できます。

P1030698P1030699

 

 

 

 

P1030702

さて仕上げです。表面にサンダーをかけます。檜の木目が美しい・・次にヒンジの取り付けをします。もう一回り大きなものを選べば釘打ちが楽でした。ヒンジの回転部にアロンアルファをたらして、動きを渋くします。不用意に開脚すると皿が落ちる可能性があるのでそれのおまじない。

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ヒンジを閉じて2枚をあわせた状態で外形の不揃いなところをペーパーがけします。最後にアマニ油でオイルフィニッシュ。つまり布にしみこませてふきあげます。植物由来で体にやさしい。ニスより簡単で刷毛いらずなので、多用しております。なかなかいい雰囲気で完成。