昔から電気かんな(リョービの換え刃式)は持っていましたが、重い、削り状態が直視できないなど、なかなか使いこなしが難しく休眠状態でした。そこでいろいろ調べて、かんな盤に改造してみました。今回かんなは横向きで、他の方の自作例も殆どそうなっています。実は刃を上向きにする構成も考えてみましたが、削り代の設定を可変するテーブルの仕掛けが難しい。 手持ちのかんなは刃幅が90mmしかないので、下駄をはかせて145mm幅の材を二度がけできるように考えました。全体は12mm厚みのコンパネ材を3枚積層してあり、作業台にクランプ固定して使います。かんな本体は3点でコンパネにM5ボルトで固定し、さらに持ち手ハンドルのビスとナットを外してその穴を使って枕にネジどめし直角を出しています。材を送り込む側には可動式フェンスをもうけてあり、削り代にあわせてクランプにて固定する算段です。削りカスは積層を利用し排出用のトンネルを造り、裏側のフランジに掃除機を接続し吸い出します。これで安価な粗材を使いいろいろ作れる様になると思います。試し削りした感触ですが、丸鋸やトリマーにくらべて、怖いところがあります。材を送るためのジグは必須ですね。
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丸鋸角度切りホルダー
木材の端面を角度切りするための、丸鋸ホルダーを製作した。ガイドフェンス付きのテーブルに固定して使う。今までは小物加工の場合、昨年の「絵皿たての製作 2」のような方法をとったり板物の場合は丸鋸ガイドを用いたりしたが、細くて長い物や同じ寸法のものの繰り返し加工は楽ではなかった。そこでまず、安物で心おきなく改造できる丸鋸にアルミフレームを2本固定した。方法は丸鋸のアルミプレートにタップを立てて、3カ所でねじ固定、フレームの下は皿モミしてねじ頭が飛び出さないようにした。この構造は刃の回りの見通しが良いのがポイント。フレーム二本はベニヤ板2枚にねじ止めした。このベニヤ部で作業台へのクランプを行う。今回は板厚12mmに合わせた構成であるが、厚くなる分には適宜板をかませれば良い。加工はフェンスに材を沿わせてフレームの下へ送り込む。作業台にはフェンスのねじ送り機構があるので、これを利用すると寸法だしが楽である。アルミチャンネルの送り溝は刃の逃げになっている。実際の作業は加工物によりガイドブロックなどを追加する。ためしに台形断面のチャネル加工を行ってみたがまずまずの結果であった。これを用いた製作物は後日また。