ガーデン椅子の復刻2

IMG_1284いよいよ木取りである。分解した部材を新しい木材に重ねて鉛筆でなぞる。そのあとジグソーで少し大きめに切り出す。長方形部材は丸ノコで切断した。ジグソー加工はアバウトなので、きちんとした形状にする必要がある。

そこで、分解した部材とジグソーでカットした新部材を重ねて、ベアリングビットを取り付けたトリマーで外形をなぞる。新部材の上半分に分解部材の外形が掘り込まれる。次に分解部材を外して、新部材の上半分にベアリングを沿わせて掘り進め、形状完成。

IMG_1285実際は分解した部材に傷みがあったり、新部材に節があったり、トリマーが傾いたりし、形状にうねりがでてしまった。そこで左右一対をクランプで固定し、サンダーで仕上げを行った。それゆえ新部材は少しオリジナルより細くなってしまった。

このような手順で、その他の曲線部材の外形も加工した。下の写真は一番手前がオリジナルであと左右1一対の後ろ足である。IMG_1286

次なるポイントはこの後ろ足へのホゾ穴加工、回転穴加工である。忠実に位置を再現する必要があるが、どうしたもんじゃろうのう。一旦寄り道して、座板と背板を完成させることにする。

ガーデン椅子の復刻1

IMG_1282DIYも少しレベルアップしたいので、今度のお題は椅子の修復、いや複製に挑戦です。友人宅の壊れた椅子を新品にします。椅子は設計が大変なので複製することには意味があります。

まずは分解です。舶来?品なのでしっかりした構造でした。座板と背板の回転軸金具は日本にはないような気がしますので再利用。他のネジを用いた回動部には丁寧にナイロンブッシュで動きが軽くなるようにしてあります。ホームセンターで代替え品を探します。座板と後ろ足の回動部は鬼目ナット+ボルトです。鬼目は再利用します。木部はすべて新しくつくります。

IMG_1283分解した結果の写真

上は後ろ足2本、次が今回一番難関の、前足、及び背板支えです。外形が曲線大物です。その下左が座板左右、右が座板前後です。手前左5本が座板、右が背板と足の連結材です。座板、背板はホゾ継ぎの上で要所にダボ打ちして固定されています。

 

最初の行程は形状を新しい材に写し、加工することです。さてさてどうなるやら?