絵皿たての製作 2

粗取りした材を2枚重ねてクランプしやすりをかけます。そのあとで後ろの端面をそれぞれ45度カットします。ちなみにこのV型治具は苦心の一品でガイドに沿わせて、丸鋸で一発加工できます。

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さて仕上げです。表面にサンダーをかけます。檜の木目が美しい・・次にヒンジの取り付けをします。もう一回り大きなものを選べば釘打ちが楽でした。ヒンジの回転部にアロンアルファをたらして、動きを渋くします。不用意に開脚すると皿が落ちる可能性があるのでそれのおまじない。

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ヒンジを閉じて2枚をあわせた状態で外形の不揃いなところをペーパーがけします。最後にアマニ油でオイルフィニッシュ。つまり布にしみこませてふきあげます。植物由来で体にやさしい。ニスより簡単で刷毛いらずなので、多用しております。なかなかいい雰囲気で完成。

絵皿たての製作

P1030690絵皿たてを作ります。蝶番で開閉することで皿のサイズにある程度あわせられる様な形にしたいと思います。動きがある程度固くないと皿が落ちてしまうかもしれませんのでそのあたりをどうするかです。そして皿の収まり具合がわからないので、既製品をコピーすることにします。写真が既製品、大体12cmから15cmの径に対応しています。

 

 

 

P1030692まずはトリマー加工用のテンプレートをつくります。既製品を鉛筆でなぞりジグソーで切り出します。こまかなところはヤスリで仕上げます。材質はシナベニア5.5mm厚みです。

 

 

 

P1030693トリマーはガイドプレートの径が10mm、刃物径が6mmなので片側2mm太りますので目見当で2mmシフトした線を鉛筆書きします。

 

 

 

P1030695その線に沿ってジグソーで加工しやすりで仕上げます。既製品とくらべてトリマーガイドしろの分やせたテンプレートが完成しました。

 

 

 

P1030696今回は檜の厚さ10mmの板材を使うことにして粗取りし、その上にテンプレートをクランプではさんで固定し、トリマーでなぞりながら溝いれします。徐々に溝を深くして最終的に貫通させました。音と切り粉がすごい!

 

 

P1030697丸鋸で外形を加工し今日はここまで。左が今回加工品で右が既製品です。合わせ部はあとで45度傾斜で加工するので幅は大きめにしてあります。

端面が荒れるのでトリマーより糸鋸盤がほしい。