BSで「故郷」という映画を録画して見ました。倉橋島の石船の話です。今旬?の向島も出ますが、宇品港や広島市電など、あと懐かしいのがネイティブな?広島弁です。
映画は音戸の瀬戸から始まります。映る船は石船なので、荷室はありませんが「田丸」を小ぶりにした風情です。おじいさん(笠智衆)の船を息子(芥川比呂志)が継ぎ、弟(前田吟)が船を上がって、息子の奥さん(倍賞千恵子)が機関士免状を取ってかわりに船に乗ります。
この話は私の祖父、父、母、義理の叔父と全く同じでした。映画で子供が船から落ちないよう結ばれていましたが、それは私です。
「田丸」は1965年ころ時代の波に押されてトラックに変わりましたが、この映画はなにか身につまされるものがあります。
落ちないように繋がれた自分を思わす映像は本人にしか分からない感慨があるでしょうね。
いい映画に出会えて良かったですね。
正直、泣きました。歳ですね。