カホンを自作する事にしました。大きさは30×30×45cmです。響きを良くする事と軽量化のために、薄めの板をアラレ組みしました。またポートにシャッターを設けて、響き具合を変化させられるようにしました。
材料はシナベニア。大きさは45×90cm、板厚4mm、5.5mm、8mmを各一枚用意しました。
板厚4mmと5.5mmは長さ45cmに二等分、8mmは30cm角を二枚切り出します。
昔作っておいたアラレ組み加工ジグを用いてトリマーで溝加工します。4mmの板は切り込み5.5mm、5.5mmの板は切り込み4mmにし、半ビッチずらしました。
打面2枚と側板2枚ができました。
片方の側板の中央に、直径11cmの穴を開けます。シャッターガイドを接着し、シャッターが自然に下がらないようにする為に、リンクアームをシャッターに連結します。
表側からはこう
打面の反対面に、ギターの弦を緩めに固定します。
これで、叩いた時にシャカシャカのオカズの音がはいります。
天板と底板の加工。ルーターテーブルで4mmと5.5mmを5mmの深さで合い欠き加工します。
いよいよ、組み立てです。アリ溝に接着剤を塗り組み合わせます。
浮きが出るので、クランプで固定します。これで筒が完成。
天板、座面を接着、強度確保の最低限の桟木をつかいます。
シャッターとシャカシャカが見えます。
反転して、底板と脚を木ネジでとも締めして固定、ここだけはメンテのため取り外せるようにしました。
組み立て完了。さてさて。
人工漆で仕上げました。接着剤の浸み出しで塗装ムラになりましたが、音は良いですよ。
軽く叩きました。