檜タンブラー製作

ミニ樽のような檜タンブラーを作る。高さ11.5cm、上直径8.5cm

厚さ3mm板の12枚合わせ。

 

材を粗取りする。そのためのジグを用意した。最初は長方形に材を小割りしておいた。

 

まず角度4.5度傾けて2分割する。そのあと丸ノコで厚さ3mmに挽く。

 

次に台形の天を加工する。概2.3度傾けてある。

 

 

 

 

 

台形の地を加工する。

 

 

 

 

左右対称の台形ができた。

 

 

 

 

 

この粗取り台形にきちんと寸法出ししておいたマスターを両面テープで固定してベアリングビットでなぞり複製してゆく。

 

 

 

 

こんな感じで12枚仕上げ、ペーパーで仕上げておく。

 

次はタガ溝を加工する。丸ノコの刃を0.5mm出してのこ目をつける。上下2本。

 

 

次に木端の傾斜加工。360度、12枚だからそれぞれは30度の角度なので各木端15度の傾斜を加工する必要がある。ここではアリ溝ビットが14度なので、これで間に合わせる。

 

 

 

12枚合わせて底板を接着し、タガがわりの太木綿糸でゆわえる。

 

仕上げは柿渋、自然由来で安全。漏れたらぬりかさねます。熱燗が楽しみ。

7 thoughts on “檜タンブラー製作”

  1. またまた手の込んだ仕事をしていますね。
    底板はもちろん正12角形、ぴったりサイズにするのも面倒でしょうね。
    もう美味しいお酒を飲みましたか?

    1. テーパーがあるのでそこそこピッタシですが柿渋がどれだけスキマに効くかです。明日位に飲めるかな?

  2. 大川町の組子、役場のロビーに展示しています。初めて見ました。まさに匠の技です。
    参考になるかも、ネットで調べてみてください。

  3. 大川町組子すごいね、これは芸です。野球ならMLB,、こっちは中学野球、専ら自分の暮らしの道具作りです。

  4. 失敗、漏れました。全部ホゾ組みにしなければ駄目か?リベンジしまっせ。

  5. 曲物にも使うソクイという米で作った糊を試してみてはと思います。幼いころ近くのおじさんが木材の接合に使っていた記憶があります。

  6. ありがとう、丁度接着の事考えていました。ソクイ探してみます。

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