これからは、ちゃんとした椅子などを作りたいと思い、ホゾ継ぎの精度を上げたい。ホゾ孔(凹)はトリマーで長丸溝をきちんと加工できるので、問題はホゾ端(凸)である。
そこでベアリング付きの10mmビットを入手した。2500円ちょっと高いが、いいものができるので思い切る。
次にとびきり安価なアイスキャンデーの棒?板を張り合わせて幅10mm、先端R5、長さ32mmのマスター?を作る。これが端面の断面形状になる。これを厚さ4mm幅が10mmのベニヤ板に固定する。
トリマービットのベアリング高さをマスターに習うように調整、刃の部分もマスターに少しかかるようにする。慎重に全周を加工すると、アイスの棒より丈夫なベニアのコピーが出来上がる。
当たり前だが、釘孔もコピーされている。次にいよいよ本加工、端加工する部材今回は幅40mm、厚さ12mmのヒノキ材、これにガイドを固定しぐるりを加工する。
これで端にホゾの差し込み側を加工することができた。差し込み長さを深くする場合は、ガイドなしでも最初にできた形状に、ならうので楽に加工できる。
上の写真の材を立てての加工が安定しないので、保持具の必要を感じる。そのあたりは、また今度。
何がどうなってそうなるのか?全く分かりませんが、いいものが出来そうな予感です。
角材を直角にがっちりつなぐのがホゾ継です。大工さんは角材の先端をノコギリで落として四角柱形状をつくり、相手はノミで角穴を穿ちました。貫通角穴ならばヤスリで仕上げますが、止め穴などは高度な技術が必要で何より時間がかかります。小生の今回のやり方は長円柱形状なので、相手はドリルやルーターでさっさと加工でき、角が無い分強度もバッチリでございます。